今年もあと1か月をきりました。
コロナに始まってコロナに終わる、未曽有の事態に振り回された大変な一年でしたが、そんな中だからこそ、これまで以上に人の優しさを敏感に感じられるようになった気がしています。
日々、感染対策に気を使いながら、これまで通りの日常生活が思うように送れない毎日を過ごす中で、心も身体も緊張で硬くなってしまう状況にありながら、相手に対して思いやりの心を忘れない。そんな場面に最近多々出会います。
先週金曜日、私がレッスンに向かう途中渋滞に巻き込まれ、レッスンに遅れそうな事態になってしまいました。とりあえずそのクラスに出席予定のお一方にその旨ご連絡したところ、10分遅れで到着し、急いでレッスン室に向かうと扉の中で号令のような声が聞こえてきます。
恐る恐る扉を開け中を見ると、生徒さまが円になりお互いに声を掛け合って、ウォーミングアップをしてくださっていました。
そのクラスは比較的新しく入会された方が多いクラスでなので、本当にびっくり⁉して、思わず感動してしまいました。見事なチームワークで完璧に行ってくださっていたので、その後のレッスンをとてもスムーズに行う事ができました。
その他にも、毎日コロナの状況をニュースでチェックしてレッスンに向かう事がルーティンになっている私に、広島でコロナの感染者が多い時には「先生大変ですね。大丈夫ですか?」と心配くださり、反対に岩国での感染者が多い時には「先生、こちらに来られて大丈夫ですか?無理しないでくださいね。」とお声がけくださる。
そんな皆様さまのお心に触れ、皆さまが支えてくださっているお蔭で、私も元気で頑張っていられるのだとつくづく思います。本当に有難いことです。
良い事も悪い事も必ずセットでやってくる毎日を、これほど身近に感じて過ごす日々は今までになかったような気がします。気づく事で、何かが変わる毎日を…。