今年もまたおかげさまで元気に誕生日を迎える事ができました。
今朝は広島教室でのレッスン日でしたが、昔から誕生日は必ず土日にやってくるので、ここ最近は広島、岩国どちらかの教室で皆さんに温かいお言葉をいただいています。
本当に有難い事です。
昨日は、誕生日前に、例年の恒例行事。
一年の感謝を込めて神社へお詣りに行きました。
今年はこのお正月に息子が友人と訪れていた長門の元乃隅神社へ。
昔から気になっていた神社です。
「海の側だから凄く寒かったよ」と息子に聞いていたので、完全防備で行きましたが、なんと暖かかったことか。
天気にも恵まれ、最高のお詣りができました。
今年の誕生日は少し感慨深いものがありました。
もう23年も前の事になりますが、大好きな父が旅立った年齢を迎えました。
癌とわかって2年間、若い故にその進行は凄まじく、最期は全身に癌が転移した父でしたが、癌と正面から向き合い、最後まで一度も弱音を吐かなかった強い父でした。
訳あって、私とは6歳の時から離れ離れに暮らしていましたが、父の癌がわかって私が最期を看取ると決めてからは、それまでの親子の関係を修復するようにできる限り楽しい思い出を作る毎日でした。
1日1日を二人で大切に過ごし、これまでにない幸せな2年間でしたが、「そろそろもう大丈夫だね?」とでも私に言うようにある日穏やかに安らかに旅立っていきました。
その日は私の娘、父が可愛くてたまらなかった初孫の誕生日でした。
きっと父が残してくれた最後のプレゼントだったと受け止めています。
私も今日、その年齢になって思う事は、まだまだやり残した事、やりたい事がいっぱいあっただろうに、いつも父の口癖は「充分だよ」と決して多くを望まず、その時を懸命に生きる姿を最後に私に身をもって教えてくれたんだなと思うのです。
改めて父に感謝すると同時に、私もいずれ最期を迎えた時、父のようにありのままを受け入れ、「充分幸せだった」と感謝しながら終えたいと。
私たちは決して一人では生きられません。
日々生かされている事、そして側で支えてくれている家族や友人、ご縁あって出会った皆様に感謝を忘れず、毎日を有り難く送らせていただきたいと思います。感謝。
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