教室が再開できて1か月が過ぎました。
久々に皆さまとお会いできて、お休みの間の出来事や近況報告をいただく中で、ダントツに多かったお話は「身体がガチガチでした。」などというご報告(^^;)
久しぶりのレッスンで身体を動かすと、ますますそれに気づかれたようで、以前普通にできていた動作が難しくなっていたと苦笑いされています。
次に多かったのが心のお話。春は年度が新しくなる事で、お仕事やお子さんの学校など、様々な環境の変化もある中で、季節の変わり目、自律神経の乱れも起きやすい季節ですね。心の浮き沈みを感じていらっしゃる生徒さまも多いようです。
ただ、このようにご自分の変化に自身で気づかれる事はとても良い事だなーといつもお話を伺いながら感激しています。本当に素敵な事です!
本日は、ガンダーリさんのメッセージより以下をご紹介させていただきます。
「当たり前に感謝」
感情には波があって落ち込んだ時にはどうするのか?と言う質問を良く頂きます。
波があるのは誰もが当たり前、いつでも落ちることができるのだから、今じゃなくてもいいかも…と、何か他のことを始めてみる…
例えば、花や鳥など自然と話す、絵を描く、楽器を鳴らす、音楽を聞く…散歩をするなど…。
『○○をしない!』という目標を立てると必ず○○したくなってしまうのですが…、
してはいけないことに焦点を当てているのではなく、新たに他のことをするという目標を立てると、案外すんなりと大丈夫だったりします。
また全ての事には両面がありますので、何々ができない…というマイナスのことにだけ焦点を当てるのではなくて、その反対の面を見つけ出すということもとても大きな効果があります。
例えば、コロナのマイナスの影響もありますが、子供さんが、お家にいるので、普段あまり関わりのなかった兄弟が一緒に遊んだり、食事を作ってくれたりしている…、ご主人のさりげない対応の優しさに気付けた…、次から次に予定をこなすために子供達を急かしていたのが、子供焦らせなくてよくなった…、
在宅ワークの機会にと和みのヨーガのペアワークを夫にしたら、あまりの身体の固さに切なくいとおしくなった…など、プラスの面に気付かれた方も沢山いらっしゃいます。(^-^)/
もしかしたら、みなさんも、コロナのおかげで、これまで当たり前だと思っていたこと、『会社に行くの嫌だなー』と思っていたのに、行ける会社があって良かったということや、ただただ 、みんなが一緒に暮らせるていると言うそれだけで、何んて幸せなんだろう…と、当たり前の日常がこんなにも尊いのかと気づかれたのではないでしょうか?
本当に存在しているだけで十分に幸せなのに、私たちは更に更にと、ともすれば大きな期待を持って家族にそれを押し付け失望をしたり、支配できない相手に苛立ったりします。
全ての人が、相手や周りの環境を自分の思い通りにしたいと生きています。誰もがそうなのです!(笑)
ただ、それに気づいていれば、かわいそうな私、悪いあなた!と悲劇のヒロインになることはありません。(笑)
家族は、ともすれば相手の幸せのためにと思って、自分の価値観を押し付けたり、言うことを聞かない子供に『そんなことしてると、どういう事になるか楽しみだわ…』なんて嫌味を言ったり、脅しをかけたり…、相手を操作するためにかなりいろんなことをやっています。(笑)
例え家族といえども、人にはそれぞれその方の人生があり、人によってテーマが違います。そして、誰もがその時最善のことを行っています!
もしかしたら、間違っているように見えることをやっているかもしれません。もしかしたら、経験のない子供さんは失敗をするかもしれません。親にはそれが見えているのかもしれませんが…、もしかしたら、親にはその先の新しい可能性、成功を見る力がないのかもしれないのです。
よく最近の若い者は…と、毎回年長になるといろんな人がおっしゃいます。(笑)
けれどもその最近の若い者が新しい時代を築いてきたのです!古い価値観では分からない何かがあるのかもしれない…、そう思って、心から相手を信じて見守る目を持って頂くと嬉しいです。
もちろん古い価値観もとても大事なことです。それらの大切な基盤の上に新しいものが築かれていくわけですから…。
大事な価値観を伝えていくこと、伝えながらもさらにまた新しいものがあるのではないかと柔軟な姿勢を保つこと。
そして何よりも大切なのは、『今ここに在ること、 当たり前だと思っていることに感謝をする心』なのだと思います。
この世の中で最も幸せに近い感情があるとしたら、それは感謝なんだろうなあ…と、しみじみ思うこの頃です 。
していただいたことに感謝をする気持ち、その心があればどんなことがあっても温かい想いになれます。
そしてまた、自分がいつどこで誰に何をしたのかということは忘れること。仏教ではそのことを三輪空と言います。
『私が、誰々に、何をした』を忘れるということです。小さい頃からおばあちゃんに聞いていたことです。
『どんな小さな恩も忘れずに 、しかし自分がしたことはすぐ忘れる。させていただけたことに感謝をする』これって、和みのヨーガの『させていただいてありがとうございます』という心に通じます。
お釈迦様の言葉、 おばあちゃんが言っていたこと、 私が人生の体験を通して気づいたこと…、言葉は違うけれども、大切な事って ずっとずっと私たちの胸の中に続いていくものなのですね。
今生きてここに在ることを本当にありがたいと思います。そして、それを支えていただいている全てのことに感謝をせずにはいられません。本当にありがたいですm(_ _)m