10月に入りました。
日が暮れるのが早くなりましたね。
最近の夜教室のレッスンの始まりに皆さんとよく交わす言葉です。日ごとに秋を感じるようになりました(^-^;
今日は完全プライベートのお話です。よかったらお付き合いくださいm(__)m
春に母が脳出血で倒れてから、5か月が経ちました。
病院での治療やリハビリも一区切りとなり、先月から病院の先生やスタッフの方と今後の母の介護について相談にのっていただいては子供達と考える事を幾度となく繰り返しておりました。
介護保険5の認定と、左半身麻痺の全介助状態の母。
自宅で何とか介護する方法も模索してきましたが、母も私も兄妹はなく、頼れる親戚も近くにいない事。たまたまコロナで帰ってきている子供達もそろそろまた戻ってしまう事。私も仕事をしている事。何をとっても安心材料が無い中、「施設も希望者が沢山いらっしゃっるので、とりあえず申し込みだけでもしておいた方が良いですよ。」と相談員さんにすすめられ先月、施設の見学に行きました。
すると一番初めに伺った施設で、その環境のすばらしさに感動し、スタッフの皆さまの優しい心遣いに胸が熱くなり、お話を聞いた帰り道、息子と思わず「ここだったらいいよね。」と心が動きました。それまでずっと胸の中でくすぶっていた思いがふっと晴れた瞬間でした。
そしてまた驚いた事に、翌日には見学に行った施設の相談員さんから、一か月後の入居が可能だとのご連絡をいただき、心が決まるという事はこういう事なのかと改めて実感した次第です。
早速、病院の方にこの事をご報告すると、「何百人も施設希望者がいらっしゃる中、それは奇跡に近い事だから、もう迷われない方がいいですよ。」とのアドバイスをいただき、そこからは退院の準備と入所の準備に追われる毎日でしたが、一昨日、無事に母が施設への入所を終えました。
施設に移動する時は、4か月ぶりに母に直接触れる事ができました。
子供達も母の手を握っていたり、髪を直してあげたりしていましたが、私はここぞとばかりに時間が許す限り、母にずっと「和みの手当て」をしていました。左半身が麻痺しているので、右脳に働きかける手当てです。手当て後に、母の顔色が真っ白からピンクに変わった瞬間を今でも何度も思い出します。私はずっと母に早くこうしてあげたかったんだと自分の中で感情がこみ上げてきた事も…。
本人は入院生活の間に、やはり少し認知も進み、自分の状況がわかる時とわからない時が混在しています。幸いにもまだ私達家族の認識や言葉の理解は何とかできていますが、今後はわかりません。
ただ今回入居した施設は自宅から車で10分とかからず、窓越しではありますが面会にはどんどん来てあげてくださいと言っていただけるので、気持ちがとても楽になり、またしばらく母に直接触れる事はできませんが、母に忘れられないようにせっせと会いにいこうと思います♪